9.13.1.4.3 その他の構造物モデル(LOD3.1)の定義

その他の構造物モデル(LOD3.1)の定義として、含むべき地物型、各地物型の空間属性の型、取得基準、取得方法及び補足を示す。

9-616

LOD

地物型

空間属性の型

取得基準

取得方法

補足

LOD3.1

OtherConstruction

Solid

ダム、堤防、堰、水門・閘門・陸閘、樋門・樋管、伏せ越し

  • 構造物の外形を、上面及び側面から詳細化した立体として表現する。

  • 上部に管理橋や管理所等が存在する水門や堰も、ゲートの形状を表現する。

LOD3.1

RoofSurface

MutiSurface

ダム、堤防、堰、水門・閘門・陸閘、樋門・樋管、伏せ越し、敷石斜坂、船揚場

  • 屋根の外周を取得し、棟及び谷で区切る。

  • 区切った面の各頂点に屋根の高さを与える。

  • 屋根の棟及び谷で区切ることにより、屋根の傾斜や向きを再現する。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

LOD3.1

GroundSurface

MutiSurface

ダム、堤防、堰、水門・閘門・陸閘、樋門・樋管、伏せ越し、敷石斜坂、船揚場

  • 水面(陸上の構造物の場合は地面)地表と外壁面との交線を取得し、各頂点に水面(地面)の高さを与える。

  • 水面(地表面)の高さは、上方からの正射影の外周に含まれる水部(地形)の頂点の標高のうち、最も低い標高とする。

LOD3.1

WallSurface

MutiSurface

ダム、堤防、堰、水門・閘門・陸閘樋門・樋管、伏せ越し、敷石斜坂、船揚場

  • 外壁の角を結ぶ外周を取得する

  • 角となる場所で区切る。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

LOD3.1

ClosureSurface

MutiSurface

行政界で地物を区切る場合に必須とする。

  • 屋根面(RoofSurface)、底面(GroundSurface)及び壁面(WallSurface)を、行政で区切る境界線により囲まれた範囲を取得する。

LOD3.1

OuterCeilingSurface

MutiSurface

ユースケースで必要な場合

  • 外壁のうち、上向きとなる面の外周を取得する。

  • 面の各頂点に、外壁の高さを与える。

  • RoofSurfaceの代替として使用できる。

LOD3.1

OuterFloorSurface

MutiSurface

ユースケースで必要な場合

  • 外壁のうち、下向きとなる面の外周を取得する。

  • 面の各頂点に、外壁の高さを与える。

  • WallSurfaceの代替として利用できる。

LOD3.1

ConstructionInstallation

MutiSurface

防護柵、階段、梯子、管理用通路

  • 付属物の外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

必須

条件付必須

任意(ユースケースに応じて要否を決定してよい)